この記事の担当者
木村 正宏
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
代表取締役 人材業界(派遣・紹介)歴32年
2020年4月1日より、派遣改正により同一労働同一賃金が始まりました。
あくまで私の個人的な意見ですが、何がどう変わるのかについて 考えてみたいと思います。
派遣社員
- 賃金がアップするケースが増える。
- キャリアアップの道筋がわかりやすくなる。
- 同じ仕事であれば正社員と同じ給与になるので、派遣という働き方を維持しながら 正社員並みのお給与水準になる。
等のメリットがあります。
派遣先企業
- 派遣料金のコストが増加する可能性がある。
- 自社の給与水準を派遣元にオープンにするケースが出てくる。
- 罰則規程の範囲が広がる。
等のデメリットはありますが、優秀な派遣社員を長期安定的に使いやすくなる というメリットが大きいと思います。
派遣元会社
- 派遣スタッフさんのお給与がアップするケースが増えるので利益を圧迫する可能性がある。
- 派遣先企業と派遣料金が折り合わない場合はオーダーがなくなる可能性がある。
等のデメリットはありますが、
- 派遣スタッフの集客がしやすくなる。
- 長期的にお仕事してもらえる派遣スタッフが増える。
等のメリットが大きいです。
派遣元企業で働く皆様へ
派遣法や労働法の知識が今まで以上に欠かせないものになっていくため勉強や情報収集の時間も大切になっていきます。
それに加えて営業、カウンセリング、コーチング、心理学等の勉強も大切になって来るので、ますます専門職化が進むのではと思います。
派遣業界全体としては、今回の法改正を機により健全で良い方向に向かっていると思っています。
さらに突っ込んだ話や知識のインプットは、勉強会などで皆さまとお話できればと思います。
それでは今回はこの辺で。
この記事の担当者
木村 正宏
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
代表取締役 人材業界(派遣・紹介)歴32年