この記事の担当者
渡辺友栄
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年
こんにちは。
【人材業界専門エージェント】インプレッションの渡辺友栄です。
候補者の方からのカジュアル面談のご依頼を頂く事が増えています。
カジュアル面談は、正式な面接を受ける前に、
気軽に企業の情報収集ができるので、
利用したい候補者の方が多いようです。
ただし、カジュアル面談の臨み方によっては
プラスにもマイナスにもなる可能性があります。
きちんとポイントを押さえて、上手にカジュアル面談を活用していきましょう。
。。。。
まずは、企業側が採用選考でカジュアル面談を実施する目的から
考えてみます。
■企業がカジュアル面談を実施する目的
1)候補者の母数を増やしたい
応募者が少ない場合や、積極募集により多くの母数の中から選考を進めたい場合など
採用担当者が積極的にカジュアル面談を活用することが多いです。
まずはカジュアル面談からでもより多くの方にお会いして、少しでも多くの選考の機会を作りたいというという考えです。
2)相互理解の促進
候補者は企業文化や業務内容について自由に質問でき、企業側も候補者の人柄や価値観、
働き方をより自然な形で把握できるため、相互理を深める事ができます。
その上で、お互いのカルチャーフィットの確認ができます。
3)一次スクリーニング&期待値調整
2)で相互理解を深めながら、企業側は評価もしています。
形式上、カジュアル面談で落ちる事はほとんどないですが、採用企業側の方が対応するからには、
何らかの評価はされており、次の一次面接への申し送りがされていると考えた方が良いと思います。
その上で、欲しい人材に対しては、企業も積極的に自社の魅力付けをして、自社への意向を上げるような施策もされます。
企業側の目的が分かれば、おのずと攻略法も見えてきます。
カジュアル面談は、リラックスした場である一方で、
採用プロセスの一環として評価もされています。
面談では、次のようなポイントを押さえておくことが重要です。
■カジュアル面談での注意点
1)リラックスしすぎない
カジュアル面談は通常の面接よりも堅苦しさは少ないですが、あくまで企業の採用担当者や責任者、チームメンバーとの重要な接点です。
過度にリラックスしすぎて、ネガティブな発言や軽率なコメントしてしまったり、
ビジネスマナーを怠ったりしないように気をつけましょう。
また服装にも気を配る必要があります。オフィスカジュアルやビジネスカジュアルといった、清潔感のある格好が望ましいです。
2)準備を怠らない
カジュアルとはいえ、事前の準備は重要です。
企業の情報や業界のトレンド、面談相手のプロフィールなどをしっかり調べておきましょう。
特に、具体的な質問を用意しておくことで、企業に対して強い関心を持っていることを示せます。
また、面談中に得たい情報を明確にしておくと、効率的な対話ができます。
3)選考プロセスであることを意識する
カジュアル面談は選考の一部ではないと説明されることもありますが、
上記でも述べた通り、実際には企業が候補者の印象や適性を評価する機会となります。
そのため、面談の中で自己PRをすることも意識してください。
形式張った面接ではないので、柔軟に話しながらも、自分の強みや経験を適切に伝えられるようにしましょう。
4)相手の時間を尊重する
特に、通常のフローにないカジュアル面談を依頼した場合、企業の担当者はその分、貴方に時間を使っています。
時間を頂くからには、事前準備もしかり、質問の際には礼儀を持って接するなどの配慮が必要です。
また、面談後には、時間を頂いた事に対して、感謝の気持ちを伝えましょう。
選考において良い印象を残す効果もあります。
最後に・・・
日頃、企業と候補者の間に入って調整をしているエージェントとしては、
カジュアル面談が有効な会社とそうでない会社があるように思います。
ベンチャーやIT業界の企業、ダイレクトリクルーティング含め積極採用をされている企業など、
カジュアル面談に慣れている企業は、フットワーク軽く、カジュアル面談にすぐに応じて頂ける会社が多いように思います。
逆に、年間通じてそれほど人数を採用していない企業、
自社への志望意欲の高い方だけ面接をしたい企業などは、
カジュアル面談実施へのハードルが高い印象です。
こうした会社は、カジュアル面談をはさまず、最初からしっかり志望動機を準備して選考を受けた方が
印象が良いかもしれません。
そもそも書類選考が通過するか分からない会社に応募される場合も、最初から面接で意欲の高さを出して
アピールされた方が選考確度は高いと思います。
このあたりは、担当エージェントに相談しながら
カジュアル面談を戦略的に活用しながら進めていきましょう。
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