この記事の担当者
渡辺友栄
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年
会ってみたいと思わせる応募書類
応募書類は、
ぱっと見て読みたくなる
→会って詳しい話を聞きたくなる
というものを作る必要があるでしょう。
人材業界への転職活動をされている方で、なかなか書類が通過しない方は(もちろんそうでない方も)、次のようなポイントをチェックしてみてください。
- アピールすべき箇所が最初の方に記載されているか
- 職務経歴書は多くても3枚以内
- 誤字脱字はないか
- 履歴書、職務経歴書の年号があっているか
- 書類のフォントは統一されているか
- 写真はきちんとしたものを添付しているか
- 応募職種に向けたアピールがされているか
- 実績が記載されているか
- 自己PRや志望動機に具体性があるか
- 志望理由が「自分がやりたいこと」に終始していないか
それぞれ、詳細をみていきましょう。
1.職務経歴書は多くても3枚以内
忙しい採用担当者にとって、長い書類を読むのは時間と根気が要ることです。
長い書類を一生懸命読んでも、採用担当者にとって必要な本当に必要な情報はごく一部です。相手の立場に立って、メリハリをつけた簡潔で分かりやすい書類づくりを心がけましょう。
2.~4.誤字脱字、年号のミス、フォントの統一性
仕事においても正確性がないのでは?
パソコン操作や書類作成が苦手なのでは?
などととらえられる可能性もありますので、ご注意ください。
5.写真はきちんとしたものを添付しているか
人材業界はサービス業ですので、写真を重視する企業は多いです。
今は、携帯カメラで撮影したものをデータ化する安くて手軽なサービスがありますが、正式な企業への応募書類用としては、きちんとした写真を準備された方が無難かもしれません。
やむを得ない場合でも、写真撮影時の服装、背景などには十分に注意しましょう。
6.応募職種に合ったアピールがされているか
応募職種で求められていることとは関係なく、自分自身が今まで頑張ってきたことや、評価されたことなどを独りよがりに書いていている人は、意外に多いです。
応募する職種やポジションに求められていることを理解し、それに合わせたアピールをしましょう。
7.実績が記載されているか
実績の記載について、やってきたことは記載していても、実績の記載がされていない場合があります。
営業としてやってきたからには、数字目標を持ち、それに向けて仕事をしてきたはずです。
その実績の記載がないということは、書けるような実績がないのか、数字を意識して仕事をされてこなかったかのいずれかと捉えられてしまう可能性があります。
8.自己PRや志望動機に具体性があるか
前述のとおり自己PRは、具体的に数字の記載があった方がよいですし、志望動機についても、一般論で書くよりも自身の実体験などに基づいて記載された方が具体的で説得力があります。
9.志望理由が「自分がやりたいこと」に終始していないか
人材業界にキャリアチェンジしたい方で多いのが、「人が好きだから」「人のお役にたちたい」といった志望理由です。
このように思うきっかけはあったにせよ、ここで終わっているとしたら、中途採用での志望理由としてはNGです。
中途採用の応募であれば、自分がやりたい事よりも、自身の経験を活かして会社やお客様に貢献できるのか?といった事を記載していただいた方が良いでしょう。
どのように書けば、読み進めたくなるか?
どのような内容なら、会いたくなるか?
を考え、書類作成をしましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
この記事の担当者
渡辺友栄
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年