この記事の担当者
渡辺友栄
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年
人材業界の現場の方は面接のプロ
人材会社では、現場の方が面接をされる事も多いようです。
人材業界の現場の方という事は、いわば面接のプロ。
一体、どんな事をきかれるのだろう?と思われる方もいらしゃるかもしれませんが、意外にも(?)オーソドックスな面接が中心です。
- これまでの経験や実績
- 各社の転職理由
- 今回の志望理由
- 成功体験、失敗体験
- 強みと弱み
- 今後の展望
- 質疑応答
といったところです。
質問自体は一般的な面接でよくあるものですが、
中でも、
- これまでの転職理由
- 今回の志望動機
については、注意すべきでしょう。
企業は早期退職のリスクを避けたい
なぜ注意すべきか、その理由としては
早期退職のリスクを避けたいという人材会社の意図があります。
どこの業界でも採用するならある程度長く働いもらえる人を採用したいものですが、特に人材紹介業界はその傾向が強いと思います。
なぜなら、人材紹介業においては自走して売上が作れるようになるまでにある程度の時間がかかるためです。
例えば一般的なホワイトカラーの一気通貫型の人材紹介業の場合ですと20代の未経験者がある程度の実績が出るまで1年程度はかかると考えている人材会社様は多いようです。(もちろん、個人の能力、それまでの経験などにもよりますが。)
そこに至るまでは、投資の期間として、研修や周囲からのアドバイスやサポートなどをしていく事になりますが、その間、もしくはそうした投資機関を経て、ようやく自立できるようになったタイミングで退職されてしまうのは、会社としては非常に痛いわけです。
ですから、人材会社からすれば、1年未満で退職する可能性のある人は、採用したくないのが本音です。
これまでと同じような理由で、また転職をしてしまうのでは?
事業を理解していないために、思っていたのと違ったと言って辞めてしまうのでは?
という企業の心配を払拭できるように、上記2点は、事前にしっかりと準備しておきましょう。
不安があれば、担当エージェントに相談する事をおすすめします。
この記事の担当者
渡辺友栄
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年