人材業界専門エージェント　2024年振り返り

この記事の担当者

渡辺友栄

【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント　人材業界歴２０年

こんにちは。【人材業界専門エージェント】インプレッションの渡辺友栄です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
本年も格別のご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

2024年は、人材業界にとって変化を求められる1年だったように思います。
転職市場をはじめとする人材業界を取り巻く環境の変化により、企業の採用活動や働き方に新しいトレンドが次々と生まれ、私たち人材業界もその流れに迅速に対応することが求められました。

人材業界に特化した人材紹介業を行う中で、特に大きな変化と感じた点は以下の3つです。

1. 中長期的なキャリア相談の増加

これまでは、現状の給与や仕事内容、環境への不満を解消するためのご相談が中心でした。しかし、今年は中長期的な視点でのキャリア相談が増えたと感じています。
媒体企業の「まずは登録して情報収集だけでも」というプロモーションの影響もあるかもしれませんが、将来のキャリアに対する漠然とした不安から、情報収集をしながら半年～1年をかけてキャリアの可能性を模索する方が増えているように思います。

2. キャリアチェンジ希望者の増加

経験領域の周辺サービスへのキャリアシフトや、経験職種を生かして他業界へのキャリアチェンジなども見受けられました。
例えば、人材紹介業からRPO（採用アウトソーシング）やHRテック系サービスへの転向、人材派遣からフリーランス人材サービスへのシフト、営業マネジメント経験を生かして他業界の営業職へのキャリアチェンジ、などが挙げられます。
この傾向は、人材サービスの多様化や、求職者が人材業界内で新しいスキルや経験を積みたいと考える意識の高まりを反映していると感じます。

3. 人材業界の多様化

専門特化型の人材サービスを提供していた企業が、領域を拡大したり複数のサービスを展開したりする動きが顕著です。
例えば、コンサル業界特化型の企業がITやメディカル、製造業界に拡大するケースや、紹介業がRPOやHRテック、人材派遣が特定技能やフリーランス支援を手掛けるケースなどです。また、この流れを背景に、M&Aが活発化しており、大手企業だけでなく他業界からの参入も増えています。

この1年は、このような変化にキャッチアップしながら、社員一同、人材業界の企業様やそこで働く皆様のお役に立てるよう取り組んでまいりました。

来年は、こうした変化をチャンスと捉え、より質の高いサービスを提供すべく、企業と求職者双方の期待に応えられるよう引き続き努力してまいります。
皆様にとって2025年が実り多い年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

どうぞ良いお年をお迎えください。

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